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今更だけどベスアク003相葉弘樹as不二周助を買った

表題の通り。TdVからすっかり沼に落ちて前々から気になってたベスアクを買ったよ、という話と曲の感想を。

最初に簡潔に感想を言うと……最高でした。

www.tennimu.com

2006年に出されたこのCD、キャラとして歌っているとはいえ相葉さんが初めてソロで出したCDなのでは……?と思いながら聴いていると、初々しくて一生懸命で、今よりずっとずっと細いけれどまっすぐでよく届く声のなんと尊いことか……(キモオタの感想)

真面目に感想を言うと、このアルバムは『相葉弘樹不二周助』のための曲集として完璧なのではないかと。不二周助というキャラの範疇を破らず(若干はみ出ている気はするが)それでいてこの純粋さや無邪気さでキラキラしてる感じが曲に出ているのは他の代の不二周助にない彼のキャラクターを活かしたものだなぁと思います。きっと他の代の周助はプリズム色の光集めないと思うんだよ……!!

 

そういうわけで。各曲の感想をそれぞれ語っていきたいと思います。お時間ある方はお付き合いくださいませ。

 さて、では一曲目から。

翼の絆

Kinki Kidsか……??

けんぬとのデュエット一曲目。他の曲もそうですが、あいばっちベスアクは「空」「鳥」「風」のような自然物が歌詞にたくさん出てきますね。不二の技名自体そういったものが多いのですが、こういうものが相葉不二に似合うのはすごく分かる。

同じ枝で育った二羽の鳥な不二兄弟がそこから巣立ってまた別の場所で相見える時、戦う時がいずれ来る。でも離れていてもすれ違ってもきっとお互いのことを信じて分かってる、そんな曲ですね。けんぬとばっちの不二兄弟は割と対等というか、裕太が向ける闘争心に対して周助の方もそれを茶化したりせずまっすぐ応えているんだろうなと。なんというか兄弟喧嘩をちゃんとしそうな不二兄弟

その辺は原作とは少しずれるかもしれないけれど、ばっちらしくて好きです。

もう自明の理だけど弟の歌がうめえ。この兄弟は声の相性が良いのか、ユニゾンもハモリもすごく聴きやすいですね。

 

Shootin' your smile

1番好きな曲と言っても過言じゃないくらい好き。

不二先輩が日曜の公園で周りの色々なものに目や耳を傾けてる曲。ちょっと夢女子ソング。写真が趣味の不二らしい「心のシャッター」という言葉を使いながら、明るくて楽しくなるような曲調や周りのものに対して素直な感性を感じる歌詞は相葉弘樹のためのもの。「プリズム色の光集め」が一番好きなフレーズですね。プリズム色の光、なんてキラキラ輝くような歌詞はこの不二だからそこ似合うような。翼の絆でも言ったけれど、やっぱり自然物が歌詞にたくさん出てきますね。「木漏れ日」「影」「夕暮れ」「空」空に関しては2回目です。

この曲が好きだなぁと思うのは、「ああ、この歌い方のばっちはもう今後聴けないよな」っていう部分でもあったり。今と比べたら(当たり前なんですけど)全然上手ではないんですけれどただ感情のまま楽しそうというか、天衣無縫ってこういうことなのかと(テニス語録は便利ですね!)「stay in my mind」のところの高音の出し方なんて今では絶対にお目に罹れない、この時期だけの刹那的なものだろうな。あまりに素直で飾り気がない、少年時代の煌めきを感じます。

 

 

夢の軌道

一番、相葉弘樹不二周助な曲。っていう印象。

歌詞がとても好きなのでちょこちょこ引用しつつ見ていきます。

 

 まず「お?」と最初に思ったのがこの部分。

卒業なんて言葉に 背中押されて立ち止まるよりも

そのまま 走り抜ければいい

(夢の軌道/不二周助相葉弘樹))

 なんだかちょっと浮きませんか?「卒業」っていうワードが

不二の曲としてだけ考えるとちょっと浮く気がするんですよ。原作でもテニミュでも青学3年の卒業はまだ描かれていないし、はなから卒業ソングというわけでもない。

とすると、この曲で「卒業」という言葉を使ったのは、一人だけ「卒業」せずに3代目へ続役した相葉弘樹だからこそなのではないかと!

もちろん、勝つことへの執着がなかった迷子の不二周助が自分の行方を捜す曲、という範疇での話ですが。振り向きもせず真っ直ぐに走っていく、明るくて前向きな強さのあるイメージはとってもとっても相葉不二。

そしてこの曲でも出てきました、「空」。わかる、相葉弘樹には空が似合う。解釈ド一致だね!握手!!突き抜けるような青空の下であのふにゃっとした可愛らしい笑顔を浮かべているのが想像つく。

(余談だけどこの時のばっち、音が1度ずつ移動する音程が苦手なのか階段だったり行ったり来たりする音程の時に言葉を区切るのが異様に可愛い。ほ ほ え み なー がらー)

 

あ、インストに関しては軽くだけ言及します。不二vs芥川が一番好きです。試合バージョンの方が好きだけど、キラキラピカピカしている感じがとてもばっちらしい。

 

公演曲カバー

これは一項目にまとめますね。

まず「夢をつなげ」氷帝公演で大石が歌う曲ですが、これを相葉不二にあてがうのはずるいって……。相葉不二、というか相葉弘樹、まさに夢をつないだポジションですもんね。DL3の襷を渡されて「がんばる」ってべそべそしてた少年が目に浮かぶ。夢の軌道でも思ったけれどやっぱりこれは相葉弘樹のためのアルバムだ。

次に「HAND IN HAND」Kimeruさんの曲ですね。「僕はここにいるよ」の高音が好き。というかばっちの高音は昔の曲も今も全部好き。

最後に「ラン・ラン・ラン」不二兄弟バージョン!これは相葉不二とけんぬ裕太じゃなきゃ選べない選曲。というか、ランランランが似合う不二周助はあいばっちだけだと思います。生命力があって前向き。不二兄弟が一緒に競い合いながら走ってるのが目に浮かぶ。元気だなあ……この不二周助は本当に活きがいいなあ……相葉だなあ……。二人の合いの手「行くぜ!」だったり、「5,6,7,8!」だったりが本当に可愛くてお気に入り。これを聴きながら走るの楽しいです。あと「夢をつなげ」もそうだけどちゃんと口調や一人称を直してあるのが高ポイント。

 

というわけで、まとまりのないベスアク003感想でした。あ、そいえば今日21年レミゼキャストでましたね。相葉アンジョ続役めちゃめちゃ嬉しいです見に行きます。ちょうど今日ベスアクをずっと聴いてたので、この可愛い声の不二先輩が十数年もすれば帝劇ですってよ……!と思うと不思議な気持ちにもなりました。時の流れってすごい。それから、この年月の間に重ねた相葉さんの努力がすごい。

そんなことを思いながら聴くベストアクターズ相葉弘樹as不二周助。夢の軌道の歌詞の通り、放射線状広がる未来へ。あの時のあの少年が走り続けた結果の未来が今なんだなと。そう思うともっともっと推しを今後も応援していきたい、と改めて思えたのでした。